『とんかつ』つくってみた! (カクヨム・キッチン)
『カクヨム』とは全く関係ありませんが――『トンカツ』つくってみました!!
今回の第5回『カクヨムキッチン』は『とんかつ』です!!
まずはじめ言っておくと、『とんかつ』なんて料理は家でつくるような料理ではありません!
やたら工程が多いし、台所も手も汚れるし、油も使って大変だし、油の処理はめんどうくさいしで……おそらくよほどのことでもない限り、自宅で『とんかつ』をつくろうなんて人はいないと思います。
それで正解なのです。
『とんかつ』なんて料理は、少し良い『とんかつ屋』さんに行って揚げたてを食して満足する、そんな少し贅沢な料理なのです。
なので、もしも実家などでお母さんが『とんかつ』を揚げてくれたなら――最大限の感謝をして食し、いつもよりも少しだけ心のこもった「ごちそうさま」を言ってあげてください!!
さて前を置きが長くなりましたが、僕がとんかつをつくって食べようと思ったのは、あるアニメがきっけです。
そのアニメとは――
『とんかつDJあげ太郎』
とんかつ屋の息子である『あげ太郎』が、ある日クラブに言ったことが切っ掛けで『DJ』を目指すという奇想天外な物語で――さらに「とんかつの揚げ方と、DJの皿の回し方一緒だ」とのたまう、いかれたアニメです。(褒め言葉)
アニメだけでなく、原作漫画の方も面白いのでよろしかったら、是非!
そしてこのアニメは深夜にやっているのですが、これがかなりの飯テロアニメなのです。アニメ本編だけでなく、CMが卑怯なくらい飯テロです。
TONE-CUTS GROOVE PROJECT -リアルとんかつDJアゲ太郎-
これとまた別のCMがあるのですが、そっちも本当に飯テロなのです。
しかも『とんかつDJあげ太郎』は音楽もすごく良くて、上がる『音楽』にリフレインする『とんかつ』のフレーズ――本当にいかれたアニメです。(褒め言葉)
なので、僕もおいしい『とんかつ屋』に行って揚げたてのとんかつを食そうかと思ったのですが、僕は揚げ物を料理しても苦に感じない性格ですし、月に何回かは唐揚げ祭を開催しているので、「久しぶりに自分でとんかつを揚げるか」という運びになりました。
(ブログのネタにもなるしね!)
さてさて、散々前置きが長くなりましたが、ここからが本番―
いっちょ『とんかつ』つくってみるよー!!
材料
豚ロース肉 (なるべく厚くて大きい肉)
卵
小麦粉
パン粉
塩コショウ
サラダ油
付け合せに、「千切りキャベツ」や「ししとう」などがあるとなおよしです。
調理開始!
まずは豚肉の筋切をします。
筋切のポイントとしては肉を触ってみて硬くなっている部分、そして肉と油がくっついている部分です。
(筋切をしっかりやると、肉を揚げた時に肉が反り返ってしまうのを防げます)
「めんどくせーよ」って方は、フォークの先で肉にたくさん穴をあけるだけでもだいぶ違いますよ。
筋切が終わったら、包丁の裏で肉を叩きます。
しっかりと肉の繊維を壊してあげるとお肉が柔らかくなりますよ。
叩き終わったら肉の形を元に戻すことも忘れずに。揚げ上がりが断然綺麗になりますので。
続いて、
溶き卵、小麦粉、パン粉を用意します。
この時、ほんのひと手間のですが、『溶き卵』にはスプーン一杯ぶんくらいの『サラダ油』を入れてかき混ぜてください。『パン粉』は『霧吹き』などで湿らせてあげてください。どちらも『衣』のつきが断然よくなります。
プロの『とんかつ屋』さんは例外なく『生パン粉』を使います。その理由が『生』だからこその『湿り』なのです。家庭ではなかなか生パン粉は使えないので、工夫によって生パン粉に近づけるのですっ!
『衣付け』は、まず『肉』に『小麦粉』をしっかりまぶし、まんべんなく『小麦粉』がついたら余分な粉を落します。その後で『卵』にくぐらせてしっかりと『卵』をつけて、『パン粉』をつけます。
この時のコツとしては、小麦粉やパン粉をケチらず、少しもったないかなあってくらい使ってあげた方が上手く『衣』ができると思います。(とんかつは少し贅沢な料理です。自分で作るときだって贅沢に行きましょうよ!)
続いて――『揚げ』です
鍋に油を大量に注いで、強火でガンガン熱します。
少しパン粉を落して直ぐに反応があれば、油は十分な温度に熱されています。(僕は油の温度とかを計ったことがないので、完全に感覚だけで調理します)
油の中に衣をつけた肉をそっと入れます。
この時、『表』になっている肉の面が、盛り付けをしたときに『表』になります。
肉を油の中に入れたら、なるべく触らないように。
強火で『5分』揚げたら、反対側にひっくり返して、火を弱火に変えます。
この時、だんだん油の音が変化してくるので、その変化を逃さないように。
揚げ物に慣れてくると、油の音だけで揚げあがりが分るようになります。
ひっくり返して5分ほど揚げますと、油の音が高音になって『ピチピチ』と跳ねるような音になってきます。これは揚げあがりのサインです。
さらに『1分』から『2分』ほど揚げたらお肉を取り出して、キッチンペーパーなどで油を切って下さい。この時、余熱でじっくりと肉の内部に火を入れていくので、『2~3分』程肉を切らずに休ませます。
この時間で付け合せを用意しましょう。
「ししとう」を揚げる場合、必ず「ししとう」のどこかに包丁の先か竹串などで穴を開けてください。そうしないと爆発して油が飛びます。だいたい『30秒』ほどで揚げあがりますよ。
こちが揚げあがり。
切るとこんな感じです。
とんかつを切った際、肉の断面がほんのりピンク色だったあなた――
もはやプロの腕前です!!
盛りつけるとこんな感じです。
とんかつ定食いただきましたー。
やっぱり揚げたては全然違いますねー。
少し手間がかかって面倒くさいですが、みなさんもよろしかったら挑戦してみてください!!
そして、『とんかつDJあげ太郎』も是非見てください!
原作漫画は現在『6巻』まで好評発売中ですよ!
今回の記事はここまでです。
でわー
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